人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

10日に北朝鮮人権団体としては初めて、韓国国家人権委員会の「大韓民国人権賞」を受賞することになった北朝鮮民主化ネットワークが9日、報道資料を通じて受賞に対する思いを明らかにした。

団体は「10年間、北朝鮮の人権と民主主義の実現を目標に掲げて、一つの道を黙々と歩んできた」と述べ、「こうした小さな努力が高く評価されて受賞に至り、感慨もひとしおです」と明らかにした。

さらに、「北朝鮮の住民の自由と人権の実現のために黙々と努力してきたたくさんの北朝鮮人権活動家と人権団体の崇高な犠牲の結果であることは言うまでもありません」と述べ、「この方たちに限りない感謝と尊敬の念をお伝えしたい」と付け足した。

団体はまた、「『大韓民国人権賞』の受賞自体はあまり重要ではありません」と述べ、「これまで多少無関心だった北朝鮮人権運動が新たに評価されて、国内外の関心と参加が反映された意味ある賞と考えており、感謝しています」と伝えた。

北朝鮮民主化ネットワークは1999年12月10日の世界人権宣言記念日に創立された。団体は創立以後、太陽政権の10年を経て李明博政府に至った。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

ネットワークは報道資料を通じてこれまでの過程に対する所感を述べ、「北朝鮮人権運動を始めた初期の頃は、『北朝鮮の人権』という言葉自体がぎこちなく疎んじられていました。けれども現在、北朝鮮の人権問題が国際的な関心事案になり、国内でも多くの北朝鮮人権団体が活動しています」と北朝鮮の人権状況に関する変化を評価した。

一方で、「しかし外部の環境の変化とは異なり、政治犯収容所や公開処刑、脱北者や人身売買の問題など人道に反する犯罪行為が北朝鮮では行われている」と指摘し、「国連で5年連続北朝鮮人権決議案が採択されたが、北朝鮮の住民の本質的な人権改善はわずかで実現は遥かに遠い」と評価した。

団体はまた、「北朝鮮人権運動の新しい代案と方向の模索が必要な時点であることを自覚しています」と言うと同時に、「より良い北朝鮮人権運動の代案は何かということ、また消耗的な南南葛藤で政治化される現在の状況の克服など様々な問題点があります」と述べている。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮民主化ネットワークのキム・ユンテ事務総長は「北朝鮮の人権と民主化を実現するという初心を忘れず努力します」と話した。