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その背景には、デジタルメディアの発達がある。かつては、CDやDVDに記録され持ち込まれた裏コンテンツが、今ではUSBメモリ、SDカードを媒体とし、さらに広まる結果となった。

庶民が娯楽のためにデジタルを活用する一方、金正恩氏はサイバー攻撃に注力している。2013年8月には「サイバー攻撃は核、ミサイルと共に軍の打撃力を担保する宝剣」と活を入れた。「飢える軍隊」と揶揄される朝鮮人民軍は、いざ戦争となれば正規戦では到底、米韓軍に勝ち目はない。こうしたなか、破壊力抜群の飛び道具である「核ミサイル」、そしてコストがかからない「サイバーテロ」に力を入れているというわけだ。

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さらに、金正恩氏は2014年2月には「インターネットをわが国の思想、文化の宣伝の場所にするため、決定的な対策を立てよ」と指示。