北朝鮮外務省のスポークスマン(報道官)は22日、朝鮮中央通信社とのインタビューを通じて日米韓の海上合同訓練を非難した。
米韓海軍と日本の海上自衛隊による合同の海上捜索・救助訓練は、22日から23日にかけて韓国南部の済州島沖合で行われている。
報道官は、今回の訓練に対して「イージス駆逐艦をはじめ数多くの軍艦と兵力を動員してわが共和国を主要目標とする挑発的な海上合同軍事訓練」としながら、「わが共和国に対するもう一つの重大な軍事的挑発行為であり、地域の平和と安全をかく乱する支配主義的野望の発露である」と主張。
また、「今回は日本まで引き入れてまたもや軍事的圧力騒動を起こしている」と指摘しながら海上自衛隊の参加に猛反発した。
そのうえで「自衛的核抑止力を質量共にいっそう強化していく」と核開発の継続を強調しながら、「米国とその追随勢力のあらゆる挑戦を断固粉砕」すると威嚇した。