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北朝鮮の建国の父である故金日成主席は、朝鮮半島が日本の植民地支配下にあった1912年4月15日、平壌を流れる大同江(テドンガン)のほとりにある万景台(マンギョンデ)という丘にある民家で生まれた。

生家は北朝鮮国民のみならず、外国人観光客も多く訪れる「観光地」であり「聖地」でもある。しかし、金日成氏の孫にあたる金正恩氏が、未だかつて生家を訪れていないことに平壌市民たちは、首を傾げている。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

わざと避けている?

最近、平壌を訪れた慈江道(チャガンド)の情報筋は語る。

「『白頭の血統』を強調している金正恩氏の生い立ちについて、平壌市民の間から疑問の声が上がっている。金正恩氏が今月7日、万景台革命史跡地記念品工場の現地指導を行ったのに、近隣にある生家に立ち寄らなかったことで、そのような疑問の声がさらに大きくなっている。わざと避けているのではないか」

金正恩氏が生家を訪れない理由について、平壌市民たちは「金日成氏が、金正恩氏の実母の高ヨンヒ氏を認めず、彼女が産んだ子どもには権力を渡してはならないとの遺言を残したからだ」と、噂している。

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平壌を頻繁に訪れる咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は「金正恩氏は行く先々に金日成氏、金正日氏の銅像を立てているが、実際の行動を見ると金日成氏の実の孫とは思えない」と述べている。

金正恩氏が、金正日氏の逝去後に初めて訪れたのは万景台革命学院だったが、そのときにも平壌市民の間から疑問の声が上がっていたと情報筋は伝えた。

「万景台には金日成氏の生家のみならず、曽祖父と高祖父の墓がある。万景台に行くのなら、まずは祖父の生家と先祖の墓に行くのが基本的な礼節なのに、なぜ避けるのかわからない」(情報筋)

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北朝鮮当局は、金正恩氏の生い立ちについての偶像化教育を行おうとはしているが、母親の存在など公にできないことが多く、実施は難航している。そのせいもあり、「金正恩氏はニセモノではないか」という噂が頻繁に流れていると伝えられている。当局は厳罰をちらつかせて噂を沈静化させようとしているが、「人の口に戸は立てられない」ようだ。

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