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北朝鮮が今年1月と9月に実施した核実験を受けて、実験場から比較的近い中国吉林省延辺朝鮮族自治州で、放射性物質の汚染調査が行われたと中国の延辺日報が報じた。

州の環境保護局は、中国環境保護省の計画に基づき、国家放射能安全センター、吉林省環境保護庁放射線監督所などの監督機関と合同で、州内一帯の放射性物質の汚染調査を行っている。

今回の調査は今年8月から、州内の8つの市と県の155の地点で空気、土壌のサンプルを採取し、29地点で上水道用の水源、湧き水、地下水のサンプルを採取し、ラドンガスを使い測定を行う。同紙は「調査は進行中」とし、結果については触れていない。

延辺朝鮮族自治州の州都延吉市と、核実験場のある北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡豊渓里(プンゲリ)までは200キロ、和龍市の南西部とはわずか80キロしか離れていない。

中国では、北朝鮮の核実験のたびに放射性物質による汚染への不安が広がり、環境保護省が緊急調査を行っている。