北朝鮮に面している中国吉林省延辺朝鮮族自治州の琿春市で10日、国際バスターミナルの起工式が行われた。完成後は、北朝鮮の羅先(ラソン)へ向かう路線もここから発着するようになる。
延辺テレビによると、新しく建設される琿春国際総合バスターミナルは、バスと鉄道の一体化を図るため、高速鉄道琿春駅の東隣に建てられる。3万4300平方メートルの敷地に、3階建てのターミナルと駐車場が建設され、予算は1億4482万元(約22億4000万円)、完成は来年の予定だ。
このターミナルには、延辺州内の各地に向かう近距離路線から吉林省、黒竜江省、遼寧省各地を結ぶ長距離路線、ならびにロシアと北朝鮮を結ぶ国際路線が集約される。