脱北を防止するため、至る所に国境警備隊の警戒所や鉄条網などが設置されている。しかし、今回の水害でこうした設備が破壊されてしまった。そんな中、北朝鮮当局は脱北行為を事前に防ぐため、秘密警察「国家安全保衛部(以下、保衛部)」を被災地へ派遣する。
(参考記事:水害被災地に「拷問部隊」を送り込んだ金正恩氏の狙い)保衛部は、韓流ビデオを保有していた罪で女子大生に拷問を加えるなど、強引な取り締まりで庶民から恐れられている恐怖政治の象徴と言える機関だ。
参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…)
北朝鮮当局は脱北を防止するため、「泣く子も黙る」拷問機関・保衛部を被災地へ派遣したが、彼らの目を欺くように脱北者が急増しているのだ。