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今年8月、北朝鮮北部の国境都市で起きた「スパムメッセージ」事件。「朝鮮労働党のイルクン(職員)は何をしている!」、「イルクンは賄賂をもらってばかり!」、「無実の者は捕まえるな!」などと、独裁政党を正面から批判する差出人不明のメッセージが10余名の携帯電話に届いたのだった。受け取った住民の一人が当局に通報したことで、事件が明るみに出た。

「被害者」まで処罰

防諜と思想統制を担当し、残虐な拷問でどんな人間にも真実を白状させる秘密警察・国家安全保衛部が、すぐさま捜査を開始。住民に対し異例の「自己申告」を呼びかけ、メッセージが届いた携帯電話を没収する騒ぎとなっていた。