デイリーNKの内部情報筋は、「(金正恩氏は)暗殺やテロを恐れて被災地を訪れない」と説明。同時に、警備体制が整っていない現況を伝える。
北朝鮮で最高指導者に関わる行事は「1号行事」と呼ばれる。最高指導者の安全を確保するため、訪問予定の施設や道路、鉄道に保衛部(秘密警察)の要員が多数配置される。彼らは昼夜を分かたず警備を行い、不審な人物が現れれば徹底的に調査する。少しでも異常が感知されれば、視察は取り消される。
金正恩氏に関するこうしたセキュリティ対策は、彼自身のトイレ事情にも及ぶほど徹底している。
(参考記事:金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない訳)仮に、武器紛失が1件でも起これば視察は中止されるほどの厳戒態勢が敷かれる。