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平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋は、人々の間で「法意識が高まりつつある」として、次のような事例を紹介した。

「保安署(警察署)は宿泊検閲という名目で、家宅捜索を行ってきた。今まではおとなしく従っていたが、最近様子が変わった。『捜索令状を見せろ』と要求するようになったのだ」

北朝鮮では、自宅に他人を泊める際に保安署に届け出なければならない。それでも無断で泊めたり、許可なしに自宅で宿泊業を営む人もいる。それを取り締まるための家宅捜索が宿泊検閲だ。保安員(警察官)は家に踏み込み、不審者がいないかを確認する際には捜索令状を見せなければならないのだが、これが完全に有名無実化していた。

情報筋は、流通の中心地、平安南道(ピョンアンナムド)の平城(ピョンソン)市で起きたエピソードを紹介した。