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韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は10日、訪韓したパワー米国連大使との会談後、記者団に対し、「韓国政府は3月に実施した(対北朝鮮)独自制裁よりさらに厳しい独自の制裁案を検討している」と明らかにした。

韓国政府は今年1月の北朝鮮の4回目の核実験を受け、それまでは制裁の枠外に置いてきた南北経済協力事業の開城工業団地を、独自の制裁措置の一環として閉鎖している。

独自制裁を実施する時期について尹氏は、「制裁の効果を最大限に引き出せる時期になるのではないか」と述べた。北朝鮮が、豊渓里(プンゲリ)の核実験場と東倉里(トンチャンリ)のミサイル基地・西海衛星発射場の両方で動きを見せていることから、韓国政府は、新たな実験に独自制裁をぶつけるタイミングをうかがっている可能性がある。

一方、パワー大使は北朝鮮の5回目(9月)の核実験を受けた国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議について、「新しい交渉案(決議案)ができるだけ早く採択されるよう努力している」と説明した。