被告金正日に終身刑が言い渡された。金正日を国際ア刑事裁判所(ICC)に提訴するために活動している反人道犯罪調査委員会と韓民族人権守護対策委員会が共同主催した大学生模擬裁判でのことだ。
ソウル市中区にある韓国教会100周年記念館の講堂で25日に開かれた模擬裁判では、金正日の本籍を、「人権もわからないクン(韓国語では、君と郡の発音が同じ)私だけ」と規定した。
模擬裁判で検事が食べるものがなくて国境を越えた住民を暴力した行為や、脱北した妊婦を暴力した証言資料について金正日側の弁護士は「国境を自由に行き来することが事実ではないか。子供と夫はどこにいるのか。狂言じゃないか」と弁護した。これについて金正日は「知らない」と逃げた。
こうした検事と弁護士との熱い攻防の後、裁判官が「被告金正日の反人道的な犯罪行為は、非常に深刻であり、反省の兆候も見えない。国際社会が定めた国際法に従って終身刑に処する」と判決を下した。
裁判官の判決で模擬裁判は終わったが、観客席からは「金正日を死刑白」と怒鳴った。この日の模擬裁判では、兵士として拉致されて帰還したコ・ミョンソプ帰還拉致被害者家族協議会の会長、イ・ジェグン副会長など、団体会員約200人が参加した。