HOME > 連載 > 高英起の無慈悲な編集長日誌 > 金正恩氏が「公開処刑」を自分の「人気取り」につなげている 2016年10月03日 | 人権 「公正」も「安定」もない北朝鮮社会で「弱肉強食」がはびこるのは、間違いなく為政者の責任である。 しかし、日本社会などでは当たり前のこととして通じる道理を説いてみたところで、北朝鮮の人々には意味のないことなのかもしれない。以前、本来で紹介したある北朝鮮女性の、次のような言葉が改めに胸に刺さる。 「刃物を持っている人(注:体制のこと)が目の前いて、家族やきょうだいが殺されても誰も私たちの味方をしてくれません」 345