中国政府系のニュースサイト、中国網は「今年34歳(当時)の女富豪、馬暁紅は丹東で最も成功した中朝貿易業者だ。この一日だけで彼女は2000トンもの重油を北朝鮮に輸出した」と賞賛している。
そんな彼女のサクセスストーリーは、突如として終わりを告げる。
27日付の朝日新聞電子版によると、米財務省は遼寧鴻祥実業集団は、大量破壊兵器の拡散に関与したとして制裁対象となった、北朝鮮に拠点があるクワンソン銀行の「ダミー企業」として、貿易や金融取引をしていた疑いがあるという。米政府の通告を受けた中国当局が「重大な経済犯罪があった」としながら同社の調査に着手したという。