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押し寄せてきた濁流で、校舎の外壁が崩れ、教室、体育館が破壊された。小学校に至っては校舎全体が流された。校庭には濁流が運んできた大量の瓦礫が積み上がっていた。

幸いにして広陽里の生徒の中に犠牲者はいなかったが、450人の生徒のうち登校できているのは300人。

遠く離れた仮設住宅へ移転した生徒は通学できなくなった。制服や靴、そして学用品が流されてしまったため、通学を嫌がる生徒もいる。残った教室で授業が再開されているが、生徒たちは屋根のない教室の地面に座って授業を受けている状況だ。