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また、脱北者が増えることを恐れて、動員された人々を復旧ではなく国境監視に当たらせているというのだ。住民に対しては午後9時以降の外出をしないように命じた。

今回の水害だが、当初から人災だとの指摘がなされている。

氾濫した豆満江の流域に、数百ミリの大雨が降ったのは事実だ。しかし、被害を大きくしたのは、北朝鮮当局による「ダムの放流」だ。

ダム放流で被害拡大

その一つ「西頭水(ソドゥス)水力発電所」は、ダムに溜まった水を発電用の水路から放流していた。しかし、この水路だけでは大雨により急激にたまった水を排水できず、ダムの擁壁が崩壊する危険性があったため、水を開いて放流を行ったようだ。