昨年12月中旬に開始された、北朝鮮の携帯電話サービスの加入者が8万人に達したと、オラスコムテレコムのサウィリス会長が17日(現地時間)に発表した。
サウィリス会長はエジプトのカイロで記者会見を開き、現在北朝鮮で携帯電話サービスの加入者が増え続けていることを『奇跡』と表現した。
オラスコム社が発表した第3四半期の実績報告書によると、北朝鮮国内の携帯電話事業者である『コリョリンク』の加入者は、第3四半期には69,261人、約7万人になったという。第2四半期までの4万7千人と比べても、3ヶ月間で2万1千人が新しく加入したため、約45%増加したことになる。
コリョリンクは今年の売り上げを1845万6千ドルと予想している。第2四半期と比べ約600万ドル増加することになる。
北朝鮮国内の加入者1人当りの1ヶ月の平均通話時間は215分で、徐々に増加しているという。しかし、1人当たりの平均売り上げは21ドル60セントで、第2四半期の22ドル8セントよりも減少している。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面オラスコム社は新義州を含め全国的に移動通信網を拡大して、技術を開発するために2500万ドルを投資している。映像や音楽の伝送ができ、インターネットが使用できる3.5世代移動通信技術である HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)の導入も準備しているという。
現在コリョリンクは、販売代理店を平壌で3ヶ所運営している。また、朝鮮逓信会社の9ヶ所の営業所でプリペイドカードを販売している。