漁港の海面にはゴミが漂い、漁に出て網を張っても取れるのはゴミばかりで、網が破れることもある。また、数メートルの大木も漂流しており、漁船との衝突事故が懸念される。
ある漁師は韓国YTNの取材に「漁を始めて30年になるが、こんなに大量の木が流れてきたのは初めてだ」と語った。
江陵から襄陽までの3キロに及ぶ海岸では18日と19日の両日、韓国軍の兵士800人がゴミの回収作業を行った。一般人の手では回収が難しい大きな木などを中心に回収を進めた結果、2日間で大型トラック25台分ものゴミが集まった。
地元では、台風16号(マラカス)による強風で、北朝鮮の領海を漂っているゴミがさらに押し寄せてくるかもしれないと心配する声が上がっている。