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正式な社名はストラテジック・フォーキャスティングといい、CIAの分析官も務めた政治学者、ジョージ・フリードマン氏が1996年に創設。その名が広く知られるようになったのは、イラク戦争(2003年3月)がきっかけだったとされる。開戦の半年も前に、同社はその勃発と戦闘の経過を詳細に予測していたのだ。以来、「影のCIA」などと呼ばれているが、実際に国防総省やCIAと強いパートナーシップを結び、情報活動の一端を担っているようだ。

こうした背景を知ってみれば、北朝鮮にとって、同社のレポートは見過ごせるものではないだろう。

筆者としては、米軍がそう簡単に、北朝鮮を先制攻撃するとは思わない。日本や韓国が、仮に1発でも核兵器で反撃される可能性があれば、民主主義国家には出来ない選択だろう。