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しかし、大半の作業員がショベルやツルハシも供給されず、ほぼ手作業での復旧作業を強いられている。北朝鮮の工事現場などでは安全を無視した無茶な工期短縮が行われ、その結果、過去には悲惨な事故が起きている。今回の現場でも同様の大事故が起こりかねない。

(参考記事:北朝鮮、橋崩壊で「500人死亡」現場の地獄絵図

また、北朝鮮当局は、水害復旧資金に充てるため、「衷情の復旧戦闘」と命名して住民たちから支援金を要求。さらに、市内の中学生たちに「米1キロずつ出せ!」という指示を出した。

どうやら、支援金を被災家庭に要求すると、さすがに反発を招きかねないことから、学生たちを通じて支援金を集めようとしているようだ。

中学生男女が「野外」で…

北朝鮮当局は、中央も地方も資金不足にあえいでおり、普段からなにかと理由をつけてカネやモノを庶民に無心する。しかし、ただでさえ厳しい境遇にある被災住民から支援金を集めるのは、いくらなんでもやり過ぎだ。