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北朝鮮政府は最近、国境守備隊の軍人たちに、越境者(脱北者)を捕まえたら大学の入学と入党を保障するという指針を下したと伝えられた。

中朝国境地域に住む内部消息筋は8日、“最近、国境守備隊の軍人たちの間で、‘越境者1人を捕まえたら、大学の入学と入党を保障する’という言葉が出回っている”と述べ、“現在は軍人と連携して国境を越えることはほとんど不可能な状況”と説明した。

このため、軍人にあらかじめお金を渡しても捕まることが多いという。お金をもらった軍人が他の軍人に、前もって約束した越境者を捕まえさせているという。

消息筋は“最近、会寧市クムセン里の小隊の保衛指導員が、会寧教員大学の労務者(労働者)の家族たちから中国の1千人民元をもらい、渡江を約束したが、部下たちに命じてこの家族を全員捕えて連行した”と語った。

この消息筋はまた、金正日が生母、金正淑の誕生日(1917年12月24日)の90周年を迎え、会寧を訪問するという噂が流れていると伝えた。

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金正日はこの間、会寧をはじめとする咸鏡道の地域に対する現地視察をはばかってきた。出身成分が良くない敵対階層たちを送った地域であり、最近では中朝国境の代表的な脱北ルートに利用され、資本主義文化が流入する最前線だからだ。

消息筋は“今年、金正淑生誕90周年を迎え、金正日が会寧を訪問するという噂が幹部を通じて伝わっている”と述べ、“実際に去る5月4日には、新任のキム・ヨンイル総理が会寧を訪問した”と明らかにした。

この消息筋はまた、“キム総理は汽車に韓国産のガラス1両分、セメントを3両分積んで来て、会寧市の人民委員会に伝達した”と述べ、“当時キム総理は、‘会寧はお母様である金正淑様の故郷であるから、全都市をきれいに模範的にしなさい’という指示を残した”と伝えた。

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更に、“会寧市では今、人民班長と市・党の人民委員会の幹部たちが、家庭ごとに訪問して、各家庭の肖像画の状態を検閲している”と言った。

“肖像画の検閲は主に朝の出勤時間前に行われるが、肖像画に埃や蠅の糞があれば、毎週の生活総和と人民班の会議で、自己批判をしなければならず、検閲で見せしめとしてひっかかったら、時には保衛部に連行されて、1週間ずつ強制労働をさせられる人もいる”と付け加えた。

こうした措置は、北朝鮮政府が昨年末に、金正淑の誕生日の90周年である2007年を迎え、‘お母様の故郷である会寧を掃除するように’という特別指示を下したことによるものと思われる。

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北朝鮮政府は去年12月3日に、会寧市に対する統制と検閲を強化するようにという指示を下したが、法の秩序と国境統制を徹底的に行い、外部との連絡を遮断して、渡江者をなくすことが主な内容だった。