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北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、軍と国民が北部の水害被災地域の復旧に全力を上げていると伝える記事の中で、「死者と行方不明者を含む人命被害は数百人に及び、6万8900人余りが屋外で生活している」との情報を明かした。今月6日の報道では、台風10号による洪水被害による死者は60人、行方不明者は25人と伝えていた。

同通信によれば、被害が甚大なのは会寧(フェリョン)市、茂山(ムサン)郡、延社(ヨンサ)郡、穏城(オンソン)郡、慶源(キョンウォン)郡、慶興(キョンフン)郡と羅先(ラソン)市の一部の地域。

1万1600余棟の全壊を含む計2万9800余棟の住宅被害が発生し、900余棟の生産施設と公共建物が損壊した。

交通面では180余りの区間と60以上の橋が破壊され、鉄道も100以上の区間で泥が積もり、路盤が流失して列車の運行ができなくなっている。

茂山郡と延社郡の変電所が浸水したり、電線が切れたりして電力供給が中断され、複数の中・小型発電所の設備とダム、水路が破壊され、通信が途絶した。

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農業面では2万7400ヘクタール余りの耕地が流失・埋没し、150か所の河川堤防と慶興郡、慶源郡の貯水池のダム、放水路が破壊された。

同通信は、「解放後初めてとなる大災難」とも伝えている。