青瓦台のキム・ウネ報道官が、西海上で起きた南北艦艇の交戦と関連し、「今回の事態で南北関係が悪化することは望んでいない」と11日に明らかにした。
キム報道官はこの日の定例ブリーフィングで、「国民が不安に思わないように、万全の安保態勢を整える」と語った。
さらに、北朝鮮が謝罪を要求したことへの対応について、「それとは無関係に、これが私たちの大きな原則と立場」と強調した。
青瓦台のこのような反応は、李大統領が10日に事件が発生した直後に、キム・テヨン国防長官に電話をかけて、「国民が不安に思わないように、安保態勢の強化に万全を期すように」と述べ、「特に、これ以上状況が悪くならないように、落ち着いて毅然と対応しなさい」と指示したのと同じ脈絡のものである。
青瓦台は今回の西海交戦が、北朝鮮の核問題と南北関係に影響を及ぼさないように、非常に注意深い態度を見せている。北朝鮮は西海挑発を通じてNLL を紛争地域にしようとして、また関心を引こうとしているが、それに引きこまれないという計算に基づくものと思われる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面青瓦台は、今回の交戦が偶発的な事態なのか意図的な挑発なのかという判断を保留している。だが、政府が北朝鮮の核に関する対話や経済への悪影響を考慮して、今回の事件を明確に糾明して責任を問わない場合、北朝鮮の報復攻撃を容認するという印象を与える可能性があるという懸念も出ている。