北朝鮮の外務省の報道官(スポークスマン)は3日、朝鮮中央通信社記者とのインタビューで、「米原子力潜水艦がわが海域周辺で奔走している」としながら「戦略潜水艦の対決は核戦争を起こしかねない大きな危険性を内包している」と非難した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

報道官は「(米国が)原潜を投入しているのは事実上、中国とロシアを狙ったものであり、同地域内で軍事的優位を占めて覇権を握るための腹黒い下心の発露である」と指摘。

そのうえで「朝鮮半島とその周辺の広くない海域で、核保有諸国の戦略潜水艦の間に衝突が起きる場合、それが核戦争に拡大されないという保証はどこにもない」と警告した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人 米原潜がわが海域周辺で奔走するのは地域の平和と安定を危うくする行為

【平壌9月3日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは米原子力潜水艦がわが海域周辺で奔走しているという報が出ていることで3日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

米原潜が昨年から朝鮮東海の共和国周辺の国際海域でわが戦略潜水艦に対する追跡作戦を秘密裏に行っていると報じられている。

各報道は、米軍部がこれについて認定も、否定もしないが、米国がわれわれの潜水艦を追跡し、資料を収集しているのは厳然たる事実だとしている。

これは、朝鮮半島の情勢をさらに激化させて同地域の平和と安定を危うくする危険極まりない行為だと言わざるを得ない。

ソ・米冷戦時代にもそうであったように、戦略潜水艦の対決は核戦争を起こしかねない大きな危険性を内包している。

米国が誰それの戦略潜水艦を追跡するという美名の下で、朝鮮半島と北東アジア地域の鋭敏な海域に原潜を投入しているのは事実上、中国とロシアを狙ったものであり、同地域内で軍事的優位を占めて覇権を握るための腹黒い下心の発露である。

米国のこのような軍事的動きに関連してメディアは、早くも北東アジア地域が原子力潜水艦軍備競争の渦巻きの中に巻き込まれかねないと警告している。

米国の侵略的な合同軍事演習と武力増強策動によって恒常的な核戦争の危険が漂っている朝鮮半島とその周辺の広くない海域で、核保有諸国の戦略潜水艦の間に衝突が起きる場合、それが核戦争に拡大されないという保証はどこにもない。

こんにち、われわれは米国が願ういかなる戦争方式にもすべて対応することができ、それによって生じる破局的結果は全的に、米国が負わなければならない。

    関連記事