先月25日、ロシア極東ウラジオストクの北朝鮮貿易代表部に勤務していた外交官が7月に亡命したと韓国のKBSテレビが伝えたが、この外交官が、代表部が保有する「相当な規模」の資金を持ち逃げし、韓国入りしていたことが明らかになった。韓国の聯合ニュースが伝えた。
ロシアの消息筋が、外交官は脱北後、第三国を経由して韓国に入ったと同ニュースに伝えた。また、外交官は「1等書記官」で、妻や子どもを含めた家族とともに亡命。その際、外貨稼ぎで集めた多額の資金を持ち出したとのことだ。
この外交官は、同じ月に亡命したロシア・サンクトペテルブルグにある貿易代表部所属のキム・チョルソン三等書記官や、駐英公使のテ・ヨンホ氏よりも先に脱北したという。