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先月、火災事故を起こした北朝鮮国営の高麗航空の旅客機が、10日以上運航を中断していたことが明らかになった。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。

この航空機は、高麗航空が所有するツポレフ204(機体番号:P-632)で、先月22日に平壌から北京に向かう途中に機内で火災を起こし、瀋陽空港に緊急着陸した。乗客と乗務員75人に怪我はなかったものの、機内に煙が立ち上り、一部乗客は非常用の酸素マスクを着ける事態となった。

その後、当該機は平壌空港に戻り、一週間後に北京線に復帰した。ところが再び、今月11日から運航を中断していた。

中国メディアによると、中国民航局は17日に事故の調査結果を発表した。

それによると、煙はギャレー内にあるボタンから発生していた。緊急着陸の際の対処、管制塔との意思疎通、航空機のメインテナンスに問題があったことが判明した。そのため、民航局は高麗航空に改善を指示していた。

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今回の運航の一時中断は、指示の履行に伴うものと見られている。

当該機は22日になってようやく運航を再開している。

航空機のリアルタイム位置情報を提供するサイト「フライトレーダー24」によると、22日の午前11時13分に平安北道(ピョンアンブクト)の定州(チョンジュ)上空18500フィートから、11時47分の瀋陽空港への着陸までの飛行ルートが記録されている。そして、3時間後に離陸し平壌に戻った。これが試験運航なのか、通常運航なのかは定かではない。

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当該機は、2006年のEUによる飛行禁止措置に対処するために2007年に導入された「新型機種」だ。ただ、製造されたのは1993年で、長年ロシアのヴヌコヴォ航空で使われていた「お古」である。