韓国の李明博大統領は6日に南北首脳会談と関連し、「再度言うが、会談のための会談、原則のない会談はしないというのが私の一貫した考えだ」と話した。
李大統領がこの日午前、青瓦台でハン・スンジュ韓米協会会長など、外交安保諮問団との朝餐会兼懇談会でこのように言及したと、大統領府のイ・ドンクァン広報首席が伝えた。
諮問委員らは、「南北首脳会談関連の報道が出ているが、会談が開かれることになれば、北朝鮮の核問題と人権を議題にするべきだ」とアドバイスした。
諮問委員らは李大統領が国際社会に提案したグランドバーゲンと関連し、「グランドバーゲンと同じ意味である一括妥結方式は、元々北朝鮮が主張していた内容だ。北朝鮮も実は興味があるのではないかと思う」という意見も伝えた。
これに対して李大統領は、「当初パッケージディールという言葉を使っていたが、アメリカ政府がグランドバーゲンに変えて使っている。我々は大きな原則だけを提案して、具体的な内容は6カ国協議の参加国のうち5カ国が話し合って、具体化するのが正しい」と説明した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面さらに、「3月にオーストラリアを訪問した際に、参戦勇士の碑を参拝した。その時に、『我々は自由を守るために世界のどこにでも行く』と書かれていたのを見て感動した。韓国も国際社会の一員として、より大きな責任を持って役割を拡大する必要がある」と強調した。
今回の懇談会は来年のG20サミットの韓国への誘致、シンガポールAPEC首脳会議の出席、オバマ米大統領の訪韓、米韓首脳会談などの懸案事項について諮問委員から意見を聞くために設けられた。