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保衛部(秘密警察)、保安部(警察)、検察、軍部などの北朝鮮当局は、森を「民間人立入禁止区域」に指定する。

トゥルチュク採りにはノルマが課せられているが、それ以上に採ったものについては市場で売ることが黙認されている。商人は、1キロ5元から6元(約75円~90円)とかなりの高値で買い取ってくれる。

そして、儲け話を聞きつけた他地方の人が山にやって来るようになった。中には、家を売り払い元手を作ってやって来る人すらいる。ちなみに、昨年10月の時点で、恵山市郊外の一軒家の売値が5000元(約7万5000円)。相当の儲けになるようだ。

ところが、他地方から来る人があまりにも多くなったため、自分たちの収穫量が減ることを恐れた当局が、山を立ち入り禁止区域にした。