欧米や日韓の10代にはありふれたプロフィールだが、北朝鮮の体制を知る人ならば、父親が本国からの帰国命令に従った場合のグムヒョクさんの運命を考えたとき、背筋に冷たいものを感じずにはいられない。
(参考記事:亡命した北朝鮮外交官、「ドラゴンボール」ファンの次男を待っていた「地獄」)死刑の危険性も
北朝鮮は、韓流やハリウッド作品など外国映画を見ただけで厳しく罰せられる国だ。10代の未成年といえども容赦はなく、女子高生らが公開裁判にかけられた例もある。最近においても、当局に逮捕された女子大生の悲劇が伝えられたばかりだ。
(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…)北朝鮮当局も、外国製アニメに関しては今まで特段の措置を取って来なかったが、最近になってついに取り締まりを始めたようだ。標的になっているのは、たとえば米国のアニメ「ザ・シンプソンズ」。