北朝鮮の「朝鮮強制拉致被害者救出非常対策委」の代弁人(スポークスマン)は21日、韓国政府が、今年4月に集団脱北した男性支配人と女性従業員ら13人が、保護施設を退所したと発表したことに対して、「南朝鮮当局の『定着』謀略劇」と糾弾する談話を発表した。朝鮮中央通信が同日、配信した。
談話は「逆賊一味がわが女性公民たちが自由に意志を表せるように外に出せないのは、いわゆる『身辺安全』のためではなく、自分らが働いた前代未聞の集団的な拉致犯罪と反人倫的行為が全世界にあらわになるのを恐れたためである」と強調。
そのうえで「朴槿恵一味の悪らつさと残忍さから見ると、今まで監禁されていたわが公民たちの中にはすでに、無残に殺害された女性もいる可能性がある」と主張した。