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韓国の李明博大統領は4日、北朝鮮との核廃棄交渉を永遠に行うことはできないと述べ、北朝鮮の対話復帰と一括妥結方案であるグランドバーゲンを再度強調した。

李大統領はこの日、ソウルのグランドハイアットホテルで開かれたEIU(エコノミスト・インテリジェンス・ユニット)のビジネスラウンドテーブルでの演説で、「重要なことは、金正日総書記は交渉を引き延ばせばアメリカのオバマ大統領の任期が終わり、大統領が変わると考えていることだ。さらに、韓国や中国、日本の首脳が変わればまた同じことを繰り返すつもりだ。そのようなことを永遠に行うことはできない」と語った。

また、「北朝鮮がいつわりのない心で対話に復帰し、一括妥結方案など核問題を解決するための方案について力を合わせて探ることを期待している」と話した。

さらに、「南北間の経済協力の拡大は北東アジア地域だけではなく、世界の平和と持続的な発展の一翼も担っている。そのためにも、南北間の協力の大きな障害になっている北朝鮮の核問題を解決するべきだ。北朝鮮の核問題が解決しない限り、南北の協力にも限界がある」と話した。

李大統領のこうした発言は、アメリカに2国間対話を提案して韓国との関係改善を望んでいるというメッセージを送るなど、北朝鮮が宥和的な雰囲気を醸成することに力を注いでいるが、北朝鮮の核問題が解決するまでは状況の進展は難しいということを強調し、北朝鮮が核を放棄するように促すためのものと思われる。

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李大統領は北朝鮮の核問題の一括妥結方案について言及し、「一括妥結方案に関しては、すでに6カ国協議の参加国から共感を得ている。北朝鮮の核放棄の意志を確認し、北朝鮮が放棄に対して何を望んでいるのか確認してそれを聞くという、非常に現実的な提案と考える」と話した。