咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋によると、清津(チョンジン)市内では、自転車専用道路の建設のため、市内の道路があちこちで掘り返されているせいで、いたるところで通行止めになっているという。
金正恩氏が自転車専用道路の建設を思いついたきっかけは定かではないが、当局は「人民の便利な交通と安全のための金正恩氏の温かいご配慮」などと宣伝している。これが庶民の怒りに油を注いだ。
庶民は「この国にはまともな自動車道すらないのに、なぜ自転車専用道路なんだ」と公共の場ですら反感を隠さないほどだという。
正恩氏の真意は
北朝鮮の道路事情は劣悪そのものだ。きれいに舗装されているのは平壌市の中心部などごく一部に過ぎず、同じ平壌市内でも郊外に向かう道はガタガタだ。外国人観光客が多く訪れる開城(ケソン)ですら、郊外の道は未舗装だ。