韓国の統一部は17日、第三国への亡命を申請していた英国駐在の北朝鮮外交官が家族とともに韓国入りしたことを明らかにした。現在、韓国政府の保護の下で、亡命に必要な手続きを行っているという。
韓国入りしたのは、ロンドンの北朝鮮大使館でビザ発給業務や広報、ロンドン在住の脱北者の状況調査を担当していたテ・ヨンホ氏。17日に亡命情報が報じられ、その日に韓国入りするという異例のスピード脱北となった。
脱北の動機については、金正恩体制に対して嫌気がさしたことや韓国の自由民主主義体制に対するあこがれや子どもや将来の問題などを挙げているという。