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英国駐在の北朝鮮外交官が亡命の手続きを進めていることが、17日までに明らかになった。韓国と英国のメディアが報じた。

一連の報道によると、ロンドンの北朝鮮大使館でビザ発給業務や広報、ロンドン在住の脱北者の状況調査を担当していた外交官が今月初め、妻子とともに第三国への亡命に向けて手続きを進めている。

この外交官は、北朝鮮当局から「人権侵害への批判への対応策を立てよ」との指示を受けていたが、負担を感じ、脱北を決心したものと伝えられている。

北朝鮮大使館は、一家の所在把握に乗り出したが、居場所を突き止められていないという。

英国BBCによると、この外交官はテ・ヨンホ大使代理。同氏と親交のあったスティーブ・エバンズ記者の話によると、テ氏は10年以上英国に在住し、立ち居振る舞いはすっかりイギリス人と化していた。また、彼の息子は英国の大学を卒業している。ロンドン郊外のインド料理店での食事の席で、彼は今年の夏に平壌に帰任することになったと同特派員に漏らしていたという。

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テ氏は金正恩党委員長の実兄・正哲(ジョンチョル)氏が英国のミュージシャン、エリック・クラプトンさんのコンサート鑑賞で現地を訪れた際には案内役を務めていた。

一方で中央日報は、ロシアに駐在する北朝鮮の外貨稼ぎ機関の幹部も脱北したと伝えた。

この幹部は、夫人や、平壌や第三国で学校に通っていた子どもと合流した上で、一家全員で亡命した。報告を受けた金正恩党委員長は激怒し、外交官や外貨稼ぎ機関の家族に帰国命令を下したと伝えられている。

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韓国政府関係者は「公式には確認できない」としているが、韓国に到着していない脱北者の情報については公式確認しないのが原則だ。