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イムさんの妻と娘が両江道の労働党に訴えたが、党は逆にイムさんの方に責任があると主張した。さらに市の山林経営所の担当者は、暴行容疑で息子を保安署(警察署)に連れて行く有様だ。

情報筋によると、最近に入って住民と山林保護員の間のトラブルが絶えない。当局は、個人耕作地を没収し、苗木を植えたが、畑を奪われた人々は怒って苗木を抜いてしまう。そうなると、担当の山林保護員の責任問題になるため、大げんかとなるのだ。

当局は、町から遠く離れた山間部に車で乗り付けて、大量に薪を切る人がいるため、保安員を動員して大々的に取り締まっている。山林経営書の許可証があっても、許可印(木に押した印鑑)がなければ、問答無用で没収するという。

町の市場では、1立米の薪が3万北朝鮮ウォンで売られているが、一般家庭が越冬するには少なくとも8立米、暖房までするには12立米が必要になる。薪集めが禁止され、買うカネもない老人が凍死する事件が相次いでいるという。