北朝鮮唯一の外国人公務員として知られているスペイン人男性が、北朝鮮をPRするカフェをオープンした。

スペインの「エル・ペリオディコ・デ・カタルーニャ」紙によると、カタルーニャ州タラゴナに「ピョンヤン・カフェ」がオープンした。オーナーは北朝鮮の対外文化連絡委員会の特使と、スペインの朝鮮親善協会の委員長を務め、「朝鮮一(チョ・ソニル)」という朝鮮名まで持つアレハンドロ・カオ・デ・ベノス氏だ。共同経営者はスーパーの労働組合のリーダーと、反資本主義活動を行っている言語学者だ。

「コカ・コーラは米帝の製品」

店内には北朝鮮から取り寄せた様々なプロパガンダ・ポスターが飾られ、金氏一家を賞賛する書籍が配置されている。

様々なアジアのビールや15種類のお茶を取り揃えているが、コカ・コーラは「米帝の製品」との理由で取り扱っておらず、代わりにペプシ・コーラを置いているそうだ。

ちなみに、他の北朝鮮レストランのように、当局への上納金を求められているかについては定かではない。

このベノス氏だが、今年6月14日にスペイン治安警察隊に逮捕されている。武器密売組織に加担していた容疑だ。家宅捜索の結果、自宅からは改良型銃器4丁と弾薬箱2000個が発見されている。保釈金を払い逮捕翌日に仮釈放されたものの、15日毎に法廷への出頭を命じられ、判決を待っている状態だ。

「武器があれば米国人を殺す」

彼はスペインの有力日刊紙「エル・パイス」とのインタビューで「殺害の脅迫を受けていたので、身を守るため」と武器購入を認めているが、密売への加担については否定している。

同氏は、武器所持許可を持っていたが、今武器を持っていたら米国人を殺す、そうすれば私は北朝鮮と一体化できる、と言った趣旨の発言をテレビで行ったことが問題になり、2015年2月に剥奪されている。

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