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朝鮮半島は日本同様、「刺青」に対する認識は決してよくない。しかし、最近の韓国の若者の間では、ファッションとしてタトゥーを入れることが決して珍しい光景ではなくなった。

医師以外が刺青を彫ることは違法行為だが、合法化運動が起き、昨年からは国会でも議論されるようになった。

北朝鮮はどうだろうか。刺青は社会的によからぬものとされているが、当局が取り締まることはない。

「決死擁衛」のタトゥー

「70年代から90年代に軍隊に行った男性の間で刺青は流行った。香港映画に出てくる俳優の刺青を真似したことがきっかけだった」

そう語るのは脱北者のキム・ヨンチョル(仮名)さん。キムさんによると、腕や脚に彫ることが多く、強い男性像や愛国心、忠誠心を象徴するものとされている。そのため「祖国保衛」「決死擁護」「忠心」「一当百」などの文字や、刀、戦車、鷲などの絵柄が好まれる。

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ただし、社会的認識は決してよくないため、刺青を彫る兵士は最近減る傾向にあり、彫ったとしても服で隠せる場所にするという。

かつては民間人の中にも、忠誠心を見せるために刺青を彫る人がいたが、今ではそんなことを考えすらしないという。国や金正恩氏への忠誠心が弱まった上に、若者は政治や社会に興味を持とうとしないことが背景にある。

女性は眉に

女性の場合、刺青は美容目的に限られる。

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脱北者のイ・ジョンミ(仮名)さんは「90年代から眉毛、唇などに色を入れる形の刺青が流行するようになった。食糧を求めて中国に行った人々を通じて、北朝鮮に流入した」と語った。

特別な許可も要らないため、自宅で営業し、口コミで聞きつけてやって来る客がほとんどだという。料金は眉毛が2万4000北朝鮮ウォン(約312円)、唇は1万8000北朝鮮ウォン(約234円)と、庶民にもなんとか手が届く値段だ。

一方、対北朝鮮ラジオ局「自由北韓放送」によると、若い男女の間で腕や脚にタトゥーを入れるのが大流行しているという。徴兵業務を担当している人民武力部の隊列補充局の調べでは、2015年度の新兵の約6割がタトゥーを入れていることがわかったと伝えた。