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韓国でもかつては北朝鮮と同様、キツい酒が好まれていた。しかし最近は、健康ブームや若い世代の酒離れなどでアルコール度数の低い酒が好まれるようになり、現在製造されているチャミスルの度数は17.1%だ。

そのため、北朝鮮の人々の間でチャミスルは「軽くて、口当たりがよく、肝臓にもやさしい」と評判になっているのだ。

一部のオールド世代には「水みたい」と不評だが、「韓国のものはブランド物」という根強い考えが人気を下支えしている。輸入が禁止されているため、他の食品の入った箱に隠すなどの手法で少量が流入するのみで、まだ市場で売られるほどではない。

中間層には人気のチャミスルだが、高級幹部には全くと言っていいほどアピールしない。彼らはワイン、ウィスキー、コニャックなどの高級酒を飲んでいるため、庶民の酒チャミスルなどには目もくれないのだ。