韓国の検察当局は1日、北朝鮮のハッカーとみられる集団が今年の1~6月、韓国政府の外交・安保関係の公務員、研究者や記者ら90人の電子メールを盗み見ようとしていたと明らかにした。
このうち56人はパスワードなどを盗まれており、メールの内容を見られた可能性がある。
ハッカー集団は27個の偽サイトを開設しており、ドメインやIPアドレス、ホスティング業者、セキュリティーの説明を偽ったメールの内容などを分析したところ、北朝鮮によるものとされる韓国水力原子力の情報流出事件(2014年)と同様の手口だったという。