韓国政府が早ければ今週明けに、トウモロコシ1〜3万トンを人道主義に基づいて北朝鮮に支援すると発表する予定。韓国政府関係者が25日に「ヒョン・インテク統一部長官が23日に国政監査で、『最低限の人道主義の支援をもうすぐするつもりだ』と話したため、今週中には具体的な支援の品目と量が確定して、北朝鮮に提案する」と話した。
ヒョン長官は23日に統一部の国政監査の答弁で、「現在北朝鮮が食糧難にさらされていると聞いた。人道主義に基づいて最低限の支援をもうすぐするつもりだ」と話した。
ヒョン長官は世界食糧計画(WFP)が最近、対北緊急支援プログラムで750万ドル程度を韓国政府に要請したことについて「前向きにそして、慎重に検討する」と話した。
ヒョン長官が話した『人道主義に基づいた最低限の支援』とは、5万トン以下のレベルで、今回はトウモロコシを1〜3万トン程度支援する予定という。
これは、北朝鮮が開城南北赤十字社の実務接触で食糧支援を要請したことに対応するものと考えられる。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面大規模な支援の場合は、南北関係や世論などを総合的に考慮して検討しなければならないというのが韓国政府の立場で、これを守りながら今後北朝鮮の態度の変化を注視するということだ。
韓国政府はすでに、北朝鮮に11月と来年の正月(旧正月)の離散家族再会を提案している。
一方、昨年5月に北朝鮮からトウモロコシ5万トンの支援を断られているため、李明博政府にとってこれが初の対北食糧支援になるか注目されている。