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4月中旬に北朝鮮の新義州で発生した保安員(警察)の攻撃事件は、保安員たちの不正腐敗が深刻で、これに不満を抱いた一般の住民が起したものであることが分かった。

デイリーNKは4月23日に30代の青年2人が保安員1人を凶器で襲い、ピストル1丁と弾丸7発を奪って逃走する事件が発生したと報道した。

消息筋は5日、デイリーNKとの通話で、“襲われた保安員のリ氏は、新義州地域で悪毒であることで有名な人としてうわさが立っていた”と述べ、“リ氏は住民のお金や品物を奪うなど、悪事を働いてきた”と伝えた。

消息筋はまた、“市場で商売する人たちは、保安員を見れば逃げなければならないという反感を持っているが、特にリ氏はよく賄賂を要求して品物を奪うなど、市場の住民の間で悪名が高かった”と付け加えた。

更に消息筋は、“市場の住民が‘事件があった数日前、リ氏が商人らの品物を脅して奪う過程で騷動が起った’と言っている”と述べ、“住民たちはリ氏が普段恨みをたくさん買って、襲われたと思っている”と伝えた。

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消息筋によれば、リ氏は事件当日、夜遅く1人で帰ってきて、数回刀で切られたが、幸いに命に別状はなかったという。

北朝鮮政府はリ氏の証言を基に、平安北道と新義州の保安署、保衛部を動員し、‘全国手配令’を下して犯人の検挙に乗り出した。しかし、犯人は検挙されず、事件発生後署箔?ヤりに‘全国手配令’が撤回された。

消息筋は“全国手配令が出ると、犯人と推定された人が1署箔?ヤりに新義州市の党庁舍の正門に銃器と弾丸をおいて消えた”と述べ、“金正日の安全と係わる銃器と弾丸が返還されれば、政府は事実上、犯人の検挙にあまり気を使わない”と説明した。

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北朝鮮では銃器奪取事件が発生した地域では、’1号行事’(金正日が参加する行事)が開かれない。

一方消息筋は、“今回の攻撃事件をきっかけに、保安員の間に仕返し事件が再び発生するか、脅えている雰囲気もある”と伝えた。