北朝鮮の内閣機関紙「民主朝鮮」は28日、「罪悪の歴史を否定する日本には将来がない」と題する論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。
論評は、ドイツが約100年前に行ったナミビア集団虐殺事件(ヘレロ・ナマクア虐殺)について謝罪する方針を固めていることを引き合いに出しながら、「(日本は)それとはあまりにも大きく異なる破廉恥な国」と糾弾した。
また「日本の反動層は自分らが働いた過去の罪悪に対して一度も心から謝罪したことがなく、むしろ執ような歴史わい曲策動によって被害諸国のこみ上げる憤怒だけをかき立てた」と強調。
さらに、「日本軍性奴隷関連資料の世界記録遺産登録の申請まで各方面から妨げた」としながら、「機会が生じれば自分らの大陸侵略をまたもや再現して20世紀に遂げられなかった『大東亜共栄圏』の昔の夢をなんとしても実現してみようとするのがまさに、日本の反動層の下心である」と非難した。