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チェさんが農家から受け取る斡旋料は、1人あたり200元(約3160円)。一方、出稼ぎ脱北者が受け取る日当は、15元から20元(約238円~317円)。地域の法定月額最低賃金1220元(約1万9300円)の半分にも満たない額だが、北朝鮮ではかなりの収入だ。

両江道(リャンガンド)の情報筋によると、恵山(ヘサン)市と川を挟んで向かい合う中国吉林省長白朝鮮族自治県の農家では、大豆の栽培が盛んだが、人口流出が深刻で、働き手が足りない。そこで、賃金が安くて働き者の出稼ぎ脱北者が珍重されるというわけだ。
春から秋まで農作業を手伝うと、2000元(約3万1600円)の収入になる。

北朝鮮では現在、大増産運動「200日戦闘」の真っ最中で、様々な動員がかけられているが、所属する工場や企業所に1日あたり3元(約47.5円)を納めれば、動員を免除してもらえる。