米国務省が先月末に発表した人身売買に関する年次報告書によると、北朝鮮は、14年連続で最悪の人身売買国として評価された。
報告書は、北朝鮮当局の弾圧を避けて国を脱出した少なくない人々が、中国で人身売買の犠牲になっていると指摘。さらに、中国に脱出した人のうち、1万人に達する女性が強制結婚、望まないセックスワーク、家事労働などで苦しめられているという。これは成人女性に限った話ではなく、幼い少女たちも含まれる。
(参考記事:ねらわれる少女たち…脱北者の性犯罪被害が深刻)北朝鮮当局からすれば中国国内の脱北者など「体制の裏切り者」に過ぎず、「中国が脱北者を煮て食おうが焼いて食おうが、どうぞご勝手に」というのが本音かも知れない。