これだけでなく、金正恩党委員長の北朝鮮軍に対する露骨な冷遇ぶりは、もはや「軍イジメ」と言っても過言ではない。その象徴として、まるで見世物のように殺されたとされる玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)前人民武力部長の例が記憶に新しい。
(参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射砲」、人体が跡形もなく吹き飛び… )こうした軍イジメは公式のセレモニーにも及ぶ。
「変態幹部」は軍人の真似
金正恩氏は今月7日、祖父・金日成氏の命日に祖父と父・金正日氏の遺体が安置されている錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝したが、これまでと違い軍服姿の朝鮮人民軍の幹部は1人も見られなかった。