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最近北朝鮮では電力生産量が増加して、住民に対する電気の供給量が徐々に増えているが、実質的な効果は乏しいと、NK知識人連帯が20日に伝えた。

この団体に所属している北朝鮮の内部消息筋は18日に、「北朝鮮で住民に対する電気の供給時間を増やし、同時に節電に関する様々な措置を講じている」と伝えた。

この消息筋によると、16日に咸鏡北道会寧市のユソン洞では、「節電事業に一人でも一緒に取り組もう」ということを住民に解説するための集会が開かれたという。

この集会では、「90年代の苦難の行軍の後、国の電力生産量は継続して増加している。電気を生産することも重要だが、生産された電機を効果的に利用することが更に重要」と強調していたという。

特に、今回の150日戦闘の期間に電力生産単位の戦闘員が努力したため、今年計画していた電力生産量の140%に達したと説明したという。

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消息筋は「収穫の時期には都市の住民用の電気を遮断するが、今年は朝1時間、夜1時間程度電気が供給されている。これが新しく変わったことだ」と説明した。

また、「電気は1世帯当り500ワットを基準に供給されている。量が制限されているため、電熱器は自由に使えない」と説明した。

同消息筋は「会寧市ユャ湯n区のケリム洞では、住民地(住民たちが主に住んでいる地域を指す)に設置されている積算電力計で電気が遮断されるのを防ぐために、住民たちが会議を開いて、同じ時間に電気を使用しないこと、2つのグループに分かれて30分ずつ電熱器を使用することなどについて話し合った」と伝えた。

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また、「住民のこうした集会は違法だ。住民たちはテレビや照明のための電気ではなく、電熱器や暖房のために電気をもっと必要としている。電気を供給するのならば実際に使えるようにするべきなのに、こうしたやり方で電気を供給しているので節電にもならない」と、不足している電力の消費に対する不満を漏らした。

さらに、「住民向けの電気をまず解決したのは、将軍様の指示があったからだ。強盛大国建設の目標の中で最も重要な分野の1つが、全面的な電気化だと強調したそうだ」と話した。