北朝鮮事情に精通したデイリーNKの情報筋によると、北朝鮮国内ではすでにこの映画についての噂が広まっている。そのきっかけとなったのは、北朝鮮当局の通達だ。
当局は、人民班(町内会)の会議で「南朝鮮(韓国)で、反共和国(北朝鮮)謀略映画が制作された」と住民に伝えた。会議の詳しい中身は明らかになっていないが、「その映画を見た者は、厳罰に処す」といったものだったと思われる。
好奇心を煽らないように、内容を伝えないのが北朝鮮当局のいつももやり方だが、それがかえって好奇心を煽る結果となったのも、いつもどおりの反応だ。
北侵説に「不自然だ」
その背景には「真実を知りたい」という知識欲がある。