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かいらい情報院のごろは飛行機に乗る時に、「絶対にそばの人と話すな。記者に発見されると問題が複雑になる。座席を変えるな」と言った。

一見、自分らが繰り広げる「脱北」誘導行為がばれるのを恐れて極度に神経がとがって不安がっているのが分かった。

わたしは、かいらい情報院ごろの検討と「ハナ院」での洗脳教育課程を経て、2014年9月末から京畿道始興に住むことになった。

失業者としてさ迷っていた中、「脱北同胞救出協会」という所を訪ねたが、そこでこの団体の代表というクォン・ナヒョン(本名クォン・オスク、57歳)という女を知ることになった。