北朝鮮の祖国平和統一委員会のスポークスマンは14日、「現代版『乙巳五賊(注)』の希世の罪悪は全民族の峻厳な審判を免れられない」という声明を発表。「朴槿恵逆賊一味を全同胞の名義でしゅん烈に糾弾する」と非難した。同日、朝鮮中央通信が配信した。
声明は、「朴槿恵一味が強行推進する『THAAD』の配置は、オオカミの手を借りて民族の貴重な資産である同族の核霊剣をなくしてみるという極悪非道な対決妄動である」としながら、「いかなる代価を払ってでも米国を後ろ盾にして反共和国制裁と圧迫の度合いをさらに高めようとするのが朴槿恵のずる賢い計略である」と指摘した。
そのうえで、「朝鮮半島を外部勢力の核の戦場に供して同族対決と親米屈従の醜悪な行跡を歴史に再び残した朴槿恵は、千秋に許せない反民族的売国の代価を最も苛酷に、最も凄絶に払うことになるであろう」と威嚇した。
(注)乙巳五賊(いっしごぞく)とは、第2次日韓協約(1905年)に賛同した大韓帝国(旧韓国)の5人の閣僚を非難する言葉