そこで商人は、買いたいという人に、商品の画像を見せて選ばせた後で、安全なところにある倉庫まで連れていき、商品を渡す手法を使っている。商人たちは、市場をウロウロする保安員(警察官)を見て「あいつらより俺たちのほうが何枚も上だよ」と鼻で笑っている。
市場の入り口に貼りだされた「韓国製品を売った者は、商品を没収し、処罰する」と書かれた通告を見た通行人は、「将軍様(金正日氏)は、茂山鉱山や羅先(経済特区)を中国に売り払った。それと比べたら韓国製の長靴を売ることなんて大したことか」と露骨に不満を表しているという。